憶念寺さんにある12本あしのかねつきどう - ふるいあっちこっち (2)

みなさん、こんにちわ。古井町公民館主事の岩瀬昭彦です。前回の古井橋につづいて、こんかいは、憶念寺さんにある12本あしのかねつきどうを紹介します。

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2020.4.19 (10) 憶念寺 - かねつきどう 1400-2000

あ、はしらがいっぱい。ふつうかねつきどうは4すみに1本づつ、ぜんぶで4本のはしらでたっとるだけど、この憶念寺(おくねんじ)さんのかねつきどうははしらがいっぱい。ようみると、4すみに3本づつのはしら。ほいで、それぞれのすみの3本はかねのてに配置してある。強度をたかめるためにちがいない。4すみかける3本で12本。いや、12本あしのかねつきどうって、はじめてみるきがする。

2020.4.19 (11) 憶念寺 - 山門と本堂 1960-1500

山門のおくに本堂がみえる。ところで、この憶念寺さんの山門はコンクリート製。とくべつかざりっけもなくて、すっきりした外観だ。

2020.4.19 (12) 憶念寺 - 山門 2000-1500

ひだりに「定礎」の銘板がうめこまれとって、「西紀1971年春」ってかいてある。おてらで西暦表記ってめずらしい。

2020.4.19 (9) 憶念寺 - 稲垣国三郎の銅像 1500-2000

かねつきどうのちかくに、稲垣国三郎さんの銅像。稲垣国三郎さんは、憶念寺さんのある古井の出身の教師で、沖縄に赴任しとるときに「しろいけむりくろいけむり」の文章をあらわしたことで有名なひとだ。こんなとこに銅像があるとはしらんかった。しろいけむりは、大阪にでかせぎにでるむすめがのったふねに、としおいたちちとははが、みおくりのしるしにたいたたきびのけむり。くろいけむりは、むすめがのる汽船がはくけむり。おやこのせつないきもちがつたわってくる。

〔2020年4月19日訪問〕


(さんこう)